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学校ビオトープは、「総合的な学習の時間」のテーマとして、また、学級崩壊やいじめなど、子どもたちの心の問題を解決する取り組みとして注目されている。さらに、地域の自然のつながりの一部としても重要な役割をもっている。
学校ビオトープづくりを進めていく上で留意するポイントを整理すると以下のようになると思う。
1)計画の段階から学校や地域がかかわる
現在、志木小学校ではPTAが中心になってワークショップを行ったりして学校ビオトープの検討を行っている。具体的な設計の日程という問題もあるので、池、草地、樹林地、水田、ポンプなど基礎的な施設をまずは検討し、さらに今後は、授業の中で具体的なアイデアを出したり、アンケートを行うなど、子どもたちや、教師・保護者・地域が一緒になってビオトープづくりができるような取り組みが望まれる。
2)地域独自の環境を再現する
この地域の土と植物で、地域の動物を呼ぶのを基本とし、外来の動植物の移入は原則として行わない。従って、事前に地域の環境を学習することも欠かせない。
また、学校ビオトープは「食う・食われる」の生き物のつながりを学ぶ場でもある。特定の動物にエサを与えて飼育したり、樹木や草花を園芸的に育てる学習とは区別
する必要がある。
3)活用し、管理する
学校ビオトープは、低学年から高学年の各教科(生活科、理科、社会、図工、国語などなど)の授業で様々に活用できる。また、学年を縦断するしくみ(例えば「ビオトープ委員会」など)による活用も考えられる。
自然は放置すると遷移していく。里山がそうであったように、学校ビオトープもまた、ある程度の維持管理が必要である。
これらの活用や管理には、特に学校現場でのかかわり方が重要であるが、地域の組織、環境NPO、親たちを巻き込んでいくことも大切である。そして、「学校教育の場」「生涯学習の場」「遊びの場」として色々な楽しいプログラムや教材をつくり、活用や管理をとおして学校と地域との交流を図りたい。
4)発信する
「ビオトープ新聞」の発行、誰でも自由に書ける「発見ボード」の設置、案内板、校内放送、CATV、インターネットなどを活用した様々な発信のしくみもぜひ考えたい。また、管理のために伐採した木を使った工作展示や、子どもたちが案内役になっての自然観察会へと発展することもできる。
発信するということには、自然体験を学習成果としてさらに高める効果
があるとともに、学校博物館的な地域の情報発信の基地としての役割も期待できる。*2
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